法人化して1年。個人事業主(フリーランス)からの心境の変化

法人化して丸1年が経ったので、フリーランス時代の失敗を振り返る。

そもそも何故法人化したのか?

信頼感を得たかったから

中堅〜大手からアプリケーション開発の見積もりが入り、受注できるかも知れないしできないかも知れないという状況だったので、「自分たちは会社で複数名で開発しているのでしっかりと納品できますよ」というアピールをしたかった。

今度こそ自社サービスを開発するんだ、という自分への追い込み

夢は、自社サービスの開発です。情熱を持って自分のプロダクトを開発し、いずれは複数人でそれを高めていきたい。
しかし、そのためにはリソースが足りない。お金も人手も知見も足りない。
いつまでも個人事業主で日銭を稼いでいたのでは一向にその夢を実現できない。
リソースを集めるため、自分を駆り立てるために、法人化しました。

 

節税のため

本音を言うと、これが一番の目的だったかも知れません。

ある一定の所得金額を越えると、法人よりも個人の所得税率の方が高くなってきます。経費に含められる内容も法人の方が多いため、法人の方が支払う税額は少なくなってきます。

 

個人の所得税の税率
参照:国税庁(https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.html)

実際に法人化してみて何が変わったか?

法人化して良かった点

お付き合いする会社さんの規模が大きくなった

法人化されたからなのか、それとも単純に自分自身のスキルが高まったからなのか、検証しようもないので正直分からないのですが、
今までは自分と同様にほぼ個人に近い数人規模の零細企業からの開発依頼が多かったですが、法人化以降、社員規模が数十人〜数百人の会社さんとの取引が多くなりました。

クライアント側からしてみれば個人に依頼するよりも会社に依頼する方が信頼感を感じるのではないかと勝手に推測しています。

納める税金が少なくなった

法人だと経費に含まれる幅が広がります。特に個人事業主と大きく違う部分は、[役員報酬の有無]かと思います。
役員(自分)への定期同額給与を設けることにより、利益を減らすことができ、税額も減らすことが可能になりました。
ただし、利益がほぼないとしても、法人税の「均等割」で、所得が赤字であったとしても支払わなければいけない法人住民税というものがあります。
また、事前申請のない役員への報酬(ボーナス)は経費として認められないので、計画的な予算設計を立てる必要があります。

 

あとは、法人の場合、社会保険加入が必須になります。

この社会保険料が少々厄介です。社会保険料の掛け金は会社と個人の折半となっており、会社が折半して半分を支払ってくれるので、個人としては半分の負担で済むという話ですが、
社長自分一人の個人会社であると、要は単純に社会保険料を2倍払っているという錯覚に陥ります。

役員報酬月額を30万円に設定したのならば、保険料額はおよそ30%の約9万となります。ただし、会社と個人で折半となるので、自分個人が支払う金額は半分の4万5千円となり差し引き大体25万5千円を手取り額として受け取ります。(その他雇用保険などは便宜上、割愛)
そして会社としては9万円を毎月社会保険料として支払います。そのうちは、会社としては半分の4万5千円を経費として計上します。
この9万円の社会保険料を毎月支払うというのが正直ツライです。

法人化して悪かった点

めんどくさい手続きが増えた

今までは[確定申告]のみで簡単に済んでいた手続きも、法人化後は法人税の申告書作成のために結構なリソースを割く必要が生じました。これは単純にめんどくさかったです。

 

法人2期目はどうしていくか

今年で自分も27歳になり、アラサーとしての自覚が芽生えつつありますが、
今までは若さだけで勝ち得ていた部分も、これからは経験や実績でカバーしていかなければいけないと考えています。

改めて、2期目は具体的に以下のことを行なっていきたいと考えています。

開発実績アピール

「若いから応援してあげたい」という気持ちから仕事を得ていた感は正直否めません。
これからは実績で案件を勝ち取っていく必要があると感じています。

組織体制を整える

個人としての信頼は勝ち取ってきましたが、これからは個人の信頼ではなく会社として信頼に変えてきたいと考えています。
組織として開発を行い、安定した価値を提供していうことに注力していきたいと考えています。
そのための自分の役割として、営業や教育に回ることが大事かなと考えています。

会社としての方向性を示す

自分で言うのもアレですが、自分はあれがやりたいこれがやりたいが多すぎて周りを振り回すタイプなので、
焦点を絞り会社としての方向性、明確なビジョンを示していきたいと思います。

 

まとめ

法人とフリーランスでの心境の違いというのが今回の記事のテーマでしたが、
正直違いは分からないです。
が、今までは個人事業主の時は、クライアントのため、自分のためというのが大きくかったですが、
法人化し組織化してからは、この組織に携わるメンバーのキャリアのためになるという視点も加わったように思います。
そして、この組織の中で自分が果たすべき役割は何だろう?と考えながら日々を過ごしています。